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Vol.081 / やせ薬の見極め方に迫る
最近、「お腹周りの皮下脂肪を減らす」という薬をCMなどでよく見かけるようになりました。また、海外から輸入される「痩せ薬」もあります。これらの薬は、実際にどのくらい効果のあるものなのでしょうか。

CMでよく見かける薬は医薬品として認可されているもので、メーカーや名前は違ってもそのほとんどが「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」という漢方薬の成分から作られています。防風通聖散は、排泄を促し新陳代謝を高める漢方薬として知られており、お腹がゆるくなったり尿の回数や量が多くなったりもします。甘いものや炭水化物、脂っこい食事、味の濃い食事をしてきた人で、比較的体力があり体格は筋肉質、エネルギッシュな方に向いている薬です。

ですから、色白(あるいは青白い)で体力がない、低血圧、どちらかというと水太り、というような方には向きません。そういうタイプの方には、「牛車腎気丸 (ごしゃじんきがん)」や「防已黄耆湯」(ぼういおうきとう)」などのほうが効果的とされています。お腹が張って便秘気味、生理不順がある、神経過敏などの症状があれば、「大柴胡湯 (だいさいことう) 」のほうがいいようです。

漢方薬というのは、体質改善を主としています。ですので、同じ症状であっても体質が違えばまったく違う薬が処方されるのが普通です。そのため、漢方の成分を主とする痩せ薬であっても、その薬が体質に合わなければ、まったく効果がないことも考えられます。市販の痩せ薬を利用する前に、漢方に詳しい薬剤師さんなどに相談することをお勧めします。

日本で製造販売されているこのような薬は、医薬品としてきちんと認可されているので安全・安心ですが、海外から輸入されるものの中には、危険な成分が含まれているものがあります。たとえば、麻薬や覚せい剤の類。これらを使うと痩せることはできますが、健康を損なうのが目に見えているばかりか、中毒を起こし、命を危険にさらしかねません。また、甲状腺ホルモンが含まれている薬も痩せることができますが、甲状腺機能亢進症(バセドウ病や精神異常、心臓病、倦怠感などの副作用が報告されている危険な薬です。

それ以外にも危険なやせ薬はたくさんあります。中国で話題になった痩せ薬では、肝機能障害(劇症肝炎)や心臓弁膜症、セロトニンの分泌不全による脳機能の低下という副作用が見られ、アメリカや日本でも犠牲者も出ていますし、腸管に張り付いて脂肪の吸収を落とす薬では、お腹を壊したり、栄養成分が吸収されなくなったりします。むくみによる肥満には利尿剤もある程度は有効ですが、これは体脂肪を落としているわけではありませんし、脱水症状や腎臓結石、低ナトリウム血症などを招くことがあります。

海外から輸入された痩せ薬は、そのほとんどが厚生労働省の認可を受けていません。成分もよくわからないままうかつに手を出すと、重大な健康被害を受けることになりますので、十分に気をつけたいものですね。
厚生労働省が認可しているもので、食欲を落とす薬がありますが、これもけっして安全というものではなく、使用には厳しい基準が設けられています。また、医師の処方箋が必要です。重度の肥満を改善するときのみ、医療機関で処方されます。

痩せ薬ではありませんが、「痩せる」とうたったサプリメントもたくさんあります。お腹の中で食物繊維などを膨らませて満腹感を得るタイプや、排泄を促して栄養を吸収しにくくするタイプなどさまざまです。これらも、「薬ではないから」といって多用すると、必要な栄養素まで吸収できなくなったり、身体に貯蓄していた必要なミネラルなどまで奪ってしまったりして、健康に害を及ぼしかねません。

身体が必要としている栄養素を充分摂り、なおかつカロリーを抑え、新陳代謝の活発化を促すのが正しいダイエットです。これらの条件をきちんと満たしているかどうかが、痩せ薬やダイエットサプリの見極めには必要なのではないでしょうか。
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