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Vol.066 / 漢方の正しい使い方
漢方といえば、どんなイメージがあるでしょうか。「副作用がない」「身体に優しい」「中国2,000年の歴史」というイメージを持つ方が多いように思います。
漢方は、自然の生薬を組み合わせて薬効を得るものですが、西洋医学の薬のように、同じ症状だから同じ薬が処方されるとは限りません。また、下痢と便秘というようなまったく正反対の症状に、同じ薬が処方される場合もあります。使い方を間違えると、かえって具合が悪くなることもあるのです。

漢方には、「気血水論」というものがあります。「気」は、気力や免疫力をさし、「血」は文字通り血液の流れや濃淡など、「水」はリンパ液など血液以外の体液をさします。また、「熱寒」「陰陽」「虚実」なども診ます。ほてり気味でのぼせやすい人は「熱」、自覚があるかないかは別として冷え性の人は「寒」という具合です。これらの状態を総合的に診て、その人の身体の状態や体質にあった薬が処方されるのが漢方です。風邪薬で有名な葛根湯は大変優れた漢方薬ですが、実証の人向きの薬なので、虚証の人には向きません。「日ごろから体力がない」「慢性疾患がある」「虚弱体質」の人は虚証である可能性が高いので、たとえ同じ症状であっても葛根湯は飲まないほうがいいのです。

また、症状や病気そのものはまったく違っていても、体質が似ている場合、同じ薬が処方される場合があります。漢方の基本的な考えとして、「病気ではなく体質を治す」というものがあるからです。たとえ表面的な症状は違っても、「気が不足している」「血が滞っている」などの根本的な原因が同じであれば、同じ薬が処方されることがあります。西洋医学が局所に対する対処療法なら、漢方は身体全体に対する根治療法を目指しているといえるでしょう。

そのため、同じ原因で発症していた違う症状が緩和されるなどのうれしいおまけがついてくることがあります。血液の流れが滞ることを「於血(おけつ)」といいますが、めまいの治療のため漢方薬を飲んでいて於血がとれたら、つらかった肩こりや腰痛、冷え性なども治り、便秘が解消し、生理痛もなくなった、などということがあるわけです。

面白いことに、漢方では、便秘と下痢、高血圧と低血圧など真逆の症状に対して同じ薬が処方されることがあります。漢方の薬は「身体を正常化する」ため、高すぎる血圧を沈め、低すぎる血圧を上げるといったことが可能な場合があるのです。悪い症状を中和する、といった感じでしょうか。

このように素晴らしい効能を持つ漢方薬ですが、基本的に体質改善を目指すものですので、西洋薬のように即効性はあまり期待できません。(もちろん、中には即効性を発揮する薬もありますし、葛根湯のように急性期に用いるほうが良い薬もありますが)長く飲み続けることによって気血水や虚実、陰陽、熱寒などを整え、症状の改善を図っていきます。急を要する重い病気は西洋医学に軍配が上がりますが、西洋医学の検査では何も問題が出てこないような症状、いわゆる不定愁訴は、漢方の得意とするところです。

体質を見誤ると逆効果を招くことがあるので、漢方を用いるときは、これらのことについてよく知っている漢方専門の医療機関や薬局で相談するのがいいでしょう。長〜い問診や視診、触診などで体質をじっくり見極めてから、ご自分にあったオーダーメイドの薬を処方してもらえます。医療機関では、健康保険適用の漢方薬もありますし、必要なら保険外の薬も購入できますよ。
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