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Vol.061 / 放っておくと危険な痔
「命には別状ないけど、あまりかかりたくない」「なんとなく恥ずかしくて病院に行きづらい」と思われる病気に、「痔」がよく挙げられます。その思いに反して、痔はいまや国民病といえるほど多くの人を悩ませている病気。発生比率に男女の差はなく、20〜40代の女性の3人に1人は痔の経験があると言われています。しかし、肛門から出血する病気は、痔だけではありません。肛門からの出血を見た際に痔と思い込み、「恥ずかしいから」と放っておくと、大変なことになる場合もありますよ!

痔には、痛みを伴うものとそうでないものがあります。肛門部に丸いしこりができてズキズキとした痛みがあるものは、「血栓性外痔核」(イボ痔)です。出血量はそれほど多くはありませんが、座ったり立ったりなどの動きによって痛みが増すので、日常生活に大きな支障がある場合もあります。同じ「痔核(イボ痔)」であっても、神経のない歯状線の上に痔核ができた場合は痛みがありません。これは「内痔核」と呼ばれます。痛みがないからと放っておくと、症状が進んで痔核が肛門の外に押し出され、「脱肛(排便時に肛門部が外に出る)」になってしまいます。出血量は、ペーパーにつくくらいの量からかなり多くなることもあり、ときには排便時のように激しく走り出て便器が真っ赤になる場合もあります。

また、強い痛みをともなうもうひとつの痔が「裂肛(切れ痔)」です。これも出血量はあまり多くはありませんが、排便時には激しく痛み、真っ赤な鮮血が見られるため、驚く方も多いでしょう。軽いうちなら軟膏や座薬などで回復しますが、何度も繰り返すうちに重症化し、肛門上皮が硬くなったり、肛門が狭くなったりします。こうなると手術が必要です。

出血はないものの、肛門の周りが夜も寝ていられないほどに激しく痛み、発熱を伴うものが「肛門周囲膿瘍」です。これは、腸内の細菌が肛門と直腸のすき間から侵入し、炎症を起こす病気です。抵抗力が落ちた状態で下痢をしたときなどに起こりやすく、腸内や体外に膿が出てしまえば症状は落ち着きますが、このとき、体表か腸の中に管ができ、膿の出口を作ります。これが「痔ろう」です。膿の出口がふさがると再び膿がたまって発熱するといった具合に再発を繰り返すため、一刻も早く切開して、膿を出さなければなりません。

痔によく似た出血をともなう病気に、肛門ポリープや直腸ガンなどが挙げられます。肛門ポリープは、内痔核と似た症状になりますので、出血量が多くて驚き、病院に駆け込む方もいらっしゃるでしょう。直腸ガンは、排便のたびに粘液と出血を見るのが特徴で、その出血量はあまり多くはありません。便秘や、便が細くなる、排便がなくてもたびたび便意を感じる、腹痛などの症状とともに現れますが、かなりひどくなるまでまったく症状が出ない方もあるので注意が必要です。また、痔(内痔核)と同時に発生している場合もあり、「痔だと思っていたら直腸ガンだった」というケースもあるようです。

鮮血がポタポタ出血する、またはほとばしるように出てくるのは、内痔核や肛門ポリープなどです。激しい痛みをともなうのは、外痔核や裂肛、肛門周囲膿瘍など。命に関わる直腸ガンなどは、痛みや出血量がめだたないため、見逃しがちです。出血の量や色、痛みだけで判断せず、少しでもおかしいと感じたら、恥ずかしがらずにすぐに医療機関で検査を受けましょう。痔であれば、軽度なら手術は必要なく、薬で抑えることができますよ。
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