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Vol.002 / ハヤシさん?
こま切れにした牛肉とタマネギをバターで炒め、赤ワインとドミグラスソースで丹念に煮込みます・・・ここまでだといかにも欧風料理で、ビーフシチューのようでもあり、またサワークリームを加えるとロシア料理の「ビーフストロガノフ」そのものという感じですが、これを皿に盛り付けたご飯の上にかける事で、日本特有の料理、「ハヤシライス」になります。
ハヤシライスは明治時代、ハイカラな洋食の一つとして登場しました。由来に関する有力な説としては、商社で書店であった丸屋商店(現在の丸善)の創業者、早矢仕有的(はやし ゆうてき)が考案したというものがあります。有的は非常に洋食に興味を持っており、牛肉と野菜をワインで煮込んだ料理で客人をもてなした事が始まりという説で、はやしさんのご飯という事で「ハヤシライス」となったというのが、ほぼ定説化しています。

それに対し一部では牛肉のこま切れ=ハッシュドビーフが語源とする説もあります。ハッシュドビーフ ウィズ ライス、それが変じてハヤシライスとなったというのですが、「ハ」はよいとして、次の「ヤ」に通じる音がまるで含まれていない事から、少々無理があるようにも思えます。また、レストラン「上野精養軒」の林というコックが賄い料理として考案したという説もあり、実際、洋食屋で手軽に食事を済ませるための賄い料理だった物が、常連客を通じ口コミで広まったとする説も根強くあります。

由来として有力とされる丸善では、「丸善百年史」に、有的が野菜のごった煮にご飯を添えたものを友人に振る舞い、それが評判となってハヤシライスと呼ばれ、後にレストランのメニューにもなったと書かれているそうです。
しかし、あまりに話ができすぎているとして、それに対する異議もあります。明治初年以来の洋食屋である神田佐久間町の三河屋にて、牛肉のこま切れを使った煮込み料理、ハッシュドビーフが大変な評判となっていました。有的もこのハッシュドビーフがお気に入りだったらしく、三河屋をひいきにしていた事が知られています。ハッシュドビーフとライスを組み合わせたものが、ハヤシライスの原形となったと考えられるというのです。この三河屋由来説が正しかった場合、早矢仕=ハヤシが成り立ち、ハッシュドビーフ由来説も成り立つので、この説に大きな説得力を感じてしまいます。上野静養軒の姉妹店、三河屋のコックさんが林さんで、賄い料理として出していた「ハッシュドビーフ ウィズ ライス」に有的が注目し、口コミで広まった。 これで丸く収まると考えるのは、少々強引でしょうか。
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