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Vol.017 / 無花果
「無花果」と書かれたものを見た際、それが子供の頃から見慣れた「イチジク」の事とは到底思えず、慌てて辞書をひいた事があります。後に日本に昔からあった果物ではなく、アラビア地方の南部が原産で日本へは江戸時代に入ってきた事を知り、意外に思った事がイチジクの印象として残されています。

イチジクは果物の中でも歴史が古く、温暖な気候が適していた地中海沿岸地方では紀元前から栽培が行われていた記録が残され、紀元前2000年以上も前のエジプトの彫刻にもイチジクの姿を見る事ができます。

イチジクの名前の由来に関しては、中国を経由して入ってくる際、中国名の「映日果(インジークォ)」が訛ったという説や俗称となって「イヌビワ」からきたとする節もありますが、信憑性としては一日に一つずつ熟していく事から、「一熟」と呼ばれ、それが変じたとする説が有力なように思えます。

実際には一日に一つとは限らないのですが、他の果物のように木全体が一斉に熟すのではなく、実ができた順にばらばらに少しずつ熟していくので、一熟という呼び名は案外当っているのかもしれません。

漢字で表記する際の無花果については、文字の通りに花を生じないまま実ができるように見えますが、果実を割ると中から出てくる無数の赤い小さな粒が花となっています。私達が果実としている部分が果嚢(かのう)と呼ばれる花を蓄えた物で、花がない訳ではなくむしろ花しかない果物とも言えます。

ギリシャ神話の中では、女神デメテルが栽培法を伝えたとされ、ギリシャ、ローマ、オリエントといった地域では知恵の木、生命の木として大切にされてきています。歴史の古さという点では、アダムとイブが葉を下着代わりに使ったという事もあり、リンゴに匹敵するものがあるのかもしれません。今が旬でもありますので、今度見かけたら中の花を観察してみようと思っています。
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