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Vol.082 / 運動直後の入浴について
近年、ジョギングがまた流行していますね。それ以外にも、ウォーキングなど健康やダイエットのため、日頃から運動を心がけている方もいらっしゃるでしょう。運動すると汗を多量にかくため、終わった後にシャワーやお風呂に入る方も多いのでは? でも、運動直後のお風呂は危険なのです。

運動すると、筋肉に疲労物質である乳酸がたまります。これを早くなくそうとして、身体は血液の循環を早め、酸素を全身にいきわたらせようと働きます。つまり、呼吸数や心拍数が上がるということです。そんなときに暑いお風呂に入ると、どうなるでしょうか。人間の身体には恒常性があり、体温を一定に保つための仕組みが組み込まれています。身体は体温が上がり過ぎないようにと皮膚の表面から血液循環を遠ざけようとします。また、水圧で毛細血管が押しつぶされます。そのため、心臓にかかる負担が大きくなります。心臓が弱い人、血圧の高い人は、特に危険です。

半身浴などぬるめのお風呂に長く入るような入浴の仕方は、血管を広げ、血圧を下げるといわれています。これも、体温が上がりすぎないための身体の防御機能です。血管を広げて血流をゆっくりにすることで、身体にこもった熱を発散しようとします。しかし、この現象によって血液が分散し、本来、脳や内蔵に回るはずだった血液が足りなくなってしまいます。お風呂上がりに立ちくらみが起こったりするのは、脳の血流が一時的に不足しているためです。また、血流が穏やかになることで、筋肉にたまった乳酸もなかなか代謝できません。半身浴は、リラックスしたり、汗をかくことによるむくみの解消や老廃物の排泄、高すぎる血圧を下げるなどには効果がありますが、運動直後にはお勧めできません。

加えて、浴室という場所は、思っているより酸素量が少ないという話もあります。酸欠になるほどではないにしろ、水蒸気によって空気中の酸素が少なくなってしまうのです。軽い喘息発作を起こしているときに、たとえシャワーでも浴室に入ると、息苦しく感じることがあるそうです。酸素をいつも以上に必要としている運動直後に、酸素量の少ないところに行けば、呼吸器や心臓にかかる負担の大きさは想像できるのではないでしょうか。

とはいえ、これから暑くなると、運動で汗をたっぷりかいた後にお風呂にも入れないのでは気持ち悪いですね。ですから、心拍数や呼吸数が戻り、身体の火照りがおさまるまで10〜20分ほど待ってから入るようにしましょう。お風呂には、血行を促進して乳酸を排出する作用も認められていますから、運動後の入浴によって筋肉痛も和らぎますし、むくみも防ぐことができます。くれぐれも、運動直後にそのままお風呂に直行しないようにしましょうね。

一時期、ダイエットのために運動をしてすぐにお風呂に入ると、脂肪燃焼効果がストップするという話がまことしやかに語られていました。脂肪を分解する酵素である「リパーゼ」は熱に弱く、入浴して体温が上がると脂肪を燃焼させる効果が薄れるとのことでした。ところが、リパーゼの働きが悪くなるためには、体温が4℃も5℃も上がっていなくてはなりません。先述のとおり、人間の身体には恒常性があるため、お風呂に入ったからといって体温が40℃以上になったりはしません。ですので、この説は根拠がないということになります。その点だけは心配しなくても大丈夫そうです。
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