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Vol.077 / 無理なダイエットは大きなリスク
メタボリック症候群が生活習慣病を引き起こす予備軍として問題視されている中で、若い女性の中には「やせ過ぎ」もまた気になる要因となってきています。韓流アイドルのように美しいスレンダーな脚やキュッと締まったウエストにあこがれ、正しい知識もないままにあれこれダイエットに挑戦する女性も少なくありません。でも、そこには落とし穴が!

世の中にあふれるさまざまなダイエット情報。食事やおやつを減らすばかりでなく、何か1つの食品を食べ続けたり、逆に摂らなかったり。10〜20代女性の中には、便秘薬を毎日飲むようなダイエットがまことしやかにクチコミで伝わっていたりもします。しかし、このようなダイエットを続けていると、からだに大きな負担をかけ、さまざまなリスクがかかってしまいます。

たとえば、偏った食事をするようなダイエットでは、栄養のバランスが崩れ、疲れやすくなったり、冷え性や肩こり・腰痛を招いたり、生理不順やひどい場合は生理が止まってしまったりもします。たんぱく質は身体のあらゆる細胞やホルモン、酵素などを作り出す物質なので、これが不足すると代謝が鈍り、かえって太りやすくやせにくい体質にもなります。ミネラルやビタミンが不足すれば、貧血や低体温になったり、免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったり、骨や筋肉がもろくなったりもします。

美容面でも、シミ・シワ・肌のたるみ・肌荒れ・乾燥・髪のパサつき・枝毛などが気になるようになります。冷え性・肩こり・肌荒れなど女性によくある不定愁訴も、こういった栄養の偏りが原因の場合も。いくら足湯をしたりショウガ湯を飲んだりして身体を温めても、根本的な解決はできません。

また、ホルモンのバランスが崩れることで、心にも影響します。「リラックスホルモン」「幸福ホルモン」などと呼ばれるセロトニンは、アミノ酸(たんぱく質)の一種であるトリプトファンを材料としビタミンB6の助けを借りて作られますが、これらが不足すれば、セロトニンの生成がうまくいかなくなり、抑うつ状態になることもあります。便秘にもなり、太りやすい体質にもなります。あまりダイエットにこだわりすぎると、神経性食欲不振症(拒食症)になってしまうこともあります。

比較的若い女性にクチコミで広がっている、便秘薬を毎日飲むようなダイエットはNGです。便秘は確かによくないのですが、市販の便秘薬の多くは、無理に腸を動かして便を押し出すように作られています。ところが、便秘薬に頼りすぎると腸が怠け者になり、自分で動こうとしなくなります。そうなると「便秘薬を使わなくては便が出ない」「便秘薬の量がどんどん増えていってしまう」などということになるので注意しましょう。

間違ったダイエットをすると、将来子どもを産むときにも影響するのだそうです。やせている女性が妊娠期にも体重増加が少なかった場合、2500g以下の低体重児が生まれることが多いとか。また、胎児のときに栄養状態が悪かった子どもが生まれてから栄養過多になると、臓器の機能不全から、肥満や高血糖、高血圧、高脂血症などにかかりやすくなるといわれています。あこがれのスレンダーボディを目指すなら、正しいダイエットの知識を身につけ、健康的に美しくなりましょう。
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