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Vol.006 / ブランド志向(思考?)
元々物事にあまり頓着しない質なので、ブランド品というものにも興味はほとんどないのですが、個人的な嗜好は別として、先日報告されていた研究データによると脳の方は知名度の高いブランド品に素早く反応しているのかもしれません。

ドイツの研究チームによるリアルタイムに機能するMIRを用いた研究では、なじみのあるブランドは、知名度の低いブランドよりも脳が素早く反応し、より前向きな印象を持つ事が明らかにされています。

健康な男女20人を用いたfMRIと呼ばれるリアルタイム造影機能のある機器を用いた実験を行ったところ、知名度が高い自動車メーカーと保険会社、知名度が低く、あまり知られていない自動車メーカーと保険会社のロゴをそれぞれ見せたところ、両ロゴ間で被験者の脳の活動が著しく異なる事が明らかにされています。
知名度が高いブランドのロゴでは、脳皮質や肯定的な感情をつかさどる部位、自己認識に関係する部位での活性化が見られ、脳内でのそれらの部位に関わる処理が短時間に行われていました。あまり知られていないブランドのロゴでは、まず記憶の作動から始まり、作動自体にも多くの時間が費やされる事が判ったと言います。

ブランドの持つ意味として商品への安心感というものがある事は、多くのマーケティング理論の中で語られてきました。実験で明らかにされたより前向きな印象を持つ事や、記憶の作動時間の短縮はそうしたブランドの安心感が影響している事も考えられます。消費者の好みや消費行動について確定的な事を明らかにしたものではないとされる今回の研究結果は、神経経済学という新たな分野への大きな話題提起になった事と思います。
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