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Vol.063 / 生活習慣を見直そう
「生活習慣病」――あまりにも耳慣れたそのフレーズに、危機感を感じる人は意外と少ないのではないでしょうか。生活習慣病の三大疾患といわれる「糖尿病」「高血圧」「高脂血症(高コレステロール血症)」は特によく聞かれ、中高年ではほとんど当たり前の病気のように扱われています。確かに、生活習慣病の多くは、その病気単体では特に大きな問題や苦痛を引き起こしたりしません。しかし、気になる自覚症状がほとんどないからといって放置していると、たちまち命にかかわる重大な二次疾患を引き起こすことはよく知られているところです。

生活習慣病は、その名のとおり、長年の生活習慣の不具合を原因として発症します。飲酒・喫煙や食習慣はもちろんのこと、運動不足やストレスなどによっても引き起こされます。自覚症状が出る頃には相当重くなっている場合が多く、軽度の場合はほとんど自覚症状はありません。会社の健康診断などで見つかる場合がほとんどです。「軽度だから」「自覚症状がないから」といって生活習慣を改めないでいると、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などという恐ろしい病気を発症してしまいます。かつては、これらの二次疾患を予防する対策をとるよう進められてきましたが、現在では、生活習慣病そのものを発症しない、つまり一時予防に重きを置いています。

では、生活習慣病になりやすい生活習慣というのはどういうものでしょうか。下記の点に思い当たる節があれば、できるだけ改めましょう。

・ 飲酒(1日に日本酒なら2合、ビールなら大ビン1本以上飲む日が毎日のようにある)
・ 喫煙
・ 肥満
・ 睡眠不足
・ 脂っこいものや甘いもの、パン・米・麺類など炭水化物が好きでよく食べる
・ 濃い味や塩辛いものが好き(麺類の汁は全部飲む)
・ 加工食品や添加物の多いものをよく食べる
・ 大食い・早食い
・ 運動不足
・ ストレスが多い・怒りっぽい

とはいえ、これらをすべて改められるくらいなら、最初から気をつけているでしょう。ですので、生活の中でこれだけは意識していただきたいポイントをご紹介したいと思います。たとえば、運動する時間の取れない方なら、電車に乗る際、出口から一番遠い車両に乗ってホームを歩く、できるだけエレベーターやエスカレーターを利用せずに階段を使う、車に乗るときはできるだけ離れたところに駐車して歩く、などを心がけるようにしてはいかがでしょうか。有酸素運動であるウォーキングは、生活習慣病の予防に最も適した運動です。

また、加工食品を食べる機会が多い方はできるだけ添加物の少ない食品を選び、トマトやキュウリなどすぐに食べられるような生野菜や果物などを食卓に添えてみるのも一計です。早食いは大食いを招くためゆっくりよくかんで食べるのが基本ですが、つい早食いしてしまう人は、なるべく歯ごたえのある食品を選ぶといいかもしれません。睡眠不足が気になる方は、昼休みに15分間、デスクに座ったまま仮眠を取る習慣を。こうすることで、夜1時間多く寝るのと同じ効果が得られるといわれます。

甘いものや脂っこいものが好きな方は、意識して控えると同時に、ビタミンB群の補給にも気を配りましょう。ビタミンB1は糖質を、ビタミンB2は脂質を分解してエネルギーに変えてくれます。たんぱく質やミネラル、ビタミンが充分摂れていれば、甘いものの食べすぎは抑えられるはずです。ストレスも、発散を心がけると同時に、ビタミンCで活性酸素から身体を守りましょう。ビタミンCは、タバコを吸う方にもたくさん必要です。さまざまな出来事にカリカリと神経を尖らせないようにする工夫も必要ですね。

生活習慣病は、最初から発症しないのがベストです。まだ若いから、今は元気だから、と思って油断していたら、中高年になったとき、大変なことになりますよ。今すぐ良い生活習慣を少し意識してみてくださいね。
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