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Vol.059 / 子供のためのアトピー対策
「3大アレルギー疾患」に挙げられる「アトピー性皮膚炎。痒みだけでなく、皮膚の赤みや発疹、乾燥なども気になります。本人はもちろんのこと、お子様がボリボリとかきむしる様子が気になって眠れないという保護者の方もいらっしゃるでしょう。アトピー性皮膚炎は、いまやその病名を知らない人がいないくらいのメジャーな病気となりましたが、その辛さや対処法は意外と知られていません。また、大人のアトピーと子供のアトピーでは、原因や症状、病気の進行などにもいささか違いがあることも、知っている方は少ないのではないでしょうか。

アトピー性皮膚炎は、乾燥した肌に左右対称に出る湿疹が大きな特徴です。痒みが強く、慢性的に続きます。そのため、夜もゆっくり眠れなかったり、無意識にかきむしって症状を悪化させることも少なくありません。年齢によって発症する箇所が違い、乳児では顔の発疹が中心ですが、幼児期になると首の周りや関節の内側など、皮膚のこすれあう場所が中心となります。夏には症状が落ち着き、冬になるとひどくなる人もいます。

大人のアトピーは環境要因が原因となることが多いのですが、子供のアトピーの原因は食物アレルギーが一番多いと言われています。そのため、除去食がまず必要となります。大人の場合は難しいのですが、子供の場合は成長とともに食べられるようになることも多くあります。あせらず、長い目で見守りましょう。

もちろんダニやハウスダスト・カビなどの環境要因も、アトピー性皮膚炎を悪化させる原因となります。特に梅雨の季節はカビやダニの繁殖が多くなる時期なので、これらをこまめに取り除く工夫が必要でしょう。掃除機はゆっくりと動かすようにかけ、布団やベッド、ソファーなどにも掃除機を。除湿を心がけ、カビの繁殖にも気をつけましょう。エアコンをかける前には、エアコン内部のカビの掃除が大切です。そのままエアコンをかけると、部屋中にカビの胞子をまき散らしてしまいます。

アトピー性皮膚炎を悪化させないためには、「掻かない」ことが大切です。アトピー性皮膚炎の人はもともと皮膚の防御機能が弱い人が多く、掻くことでますます弱まって、悪化してしまいます。とはいえ、とても強い痒みですので、ただ我慢をさせることはできません。そこで、痒みを抑えるための内服薬や外用薬、日ごろのスキンケアが大切になってきます。家庭では、スキンケアに重点をおきましょう。汗は痒みを誘発するので、皮膚を清潔にすることはもちろん大切ですが、熱すぎるお湯や刺激の強い石鹸などもまた、皮膚の脂分を奪って痒みにつながります。ぬるめのお湯でゆっくりと入浴し、体を洗うときは、刺激の弱い石鹸やボディソープを十分に泡立て、泡をやさしく皮膚の上で転がすようにして手のひらで洗います。ゴシゴシこするのは厳禁です。石鹸の成分が肌に残らないように、すすぎもしっかりと。お風呂から上がったら、体を軽く押さえるようにして拭き、皮膚が乾燥しないうちに保湿剤や薬をつけましょう。

そのほか、ストレスや生活の乱れも、アトピー性皮膚炎を悪化させます。規則正しい生活を心がけ、ストレスをためないようにすることも大切です。梅雨の季節は外で遊ぶことができないので、子供はストレスもたまりがち。家の中で集中して遊べるよう、親子で何か遊びを考えてみてはいかがでしょうか。小学生でも、遊びを知らない子供が増えています。ゲーム機に頼らず、トランプやかるた、工作など、親世代がした室内遊びを教えてあげることで、遊びが広がるほか親子の絆も深まり、一石二鳥かもしれませんよ。
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