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Vol.054 / お花見前必見 上手なお酒との付き合い方
お花見の季節がやってきました。また、春は歓迎会などもあり、年末年始の次にお酒を飲む機会が多いシーズンかもしれません。二日酔いで苦しみながら出勤したりしていませんか?
「酒は百薬の長」とよく言いますが、お酒は飲み方ひとつで毒にも薬にもなります。正しい飲み方をマスターしておきましょう。

アルコールには、一時的に血糖値を下げて食欲を増す効果や、麻酔的にストレスを解消する効果が認められています。しかし、空腹時や体調の悪いときに飲むと、血糖値が下がりすぎて脳がエネルギー不足を起こし、ダメージをこうむって、めまいや吐き気が起こります。一度壊れた脳細胞は、二度と再生しません。つまり、悪酔いするたびに、どんどん脳細胞が破壊されてしまうことになります。

また、アルコールが分解されるときに発生するアセトアルデヒドは強い毒性があります。お酒を飲むと顔が赤くなったり、動悸や吐き気などが起こるのは、この物質のせい。アセトアルデヒドは、二日酔いも引き起こします。お酒を大量に飲むと、肝細胞が酸欠になって壊死を起こし、アルコールによる脱水症状も加わって、頭痛や吐き気などが翌日に残るのです。

生まれつきアルコールの分解酵素が少ない人は、特にこういった症状が出やすくなります。お酒を適量飲むことを繰り返すと、その酵素を持っている人はわずかに活性化するようです。これが「練習すれば飲めるようになる」ということにつながるのですが、実はこの酵素をまったく持ち合わせていない人もいます。そういった人は、練習しても飲めるようにはなりません。お酒の飲める量は、この酵素の量によって体質的に決まっているので、無理にお酒を勧めたり、無駄な練習をするのは、やめておきましょう。

では、よいお酒の飲み方とはどんなものでしょうか。社団法人アルコール健康医学協会が推奨する「適正飲酒10カ条」がありますので、ご紹介しましょう。

1)笑いながら共に、楽しく飲もう。
2)自分のペースでゆっくりと。
3)食べながら飲む習慣を。
4)自分の適量にとどめよう。
5)週に2日は休肝日を。
6)人に酒の無理強いをしない。
7)薬と一緒には飲まない(睡眠薬、安定剤、糖尿病薬など)。
8)強いアルコール飲料は薄めて。
9)遅くとも夜12時で切り上げよう。
10)肝臓などの定期検査を。

これに加えて、アセトアルデヒドの分解を促進する「ナイアシン」を含む食べ物(鶏肉のササミやレバー、マグロ、ブリ、イワシ、サンマなど)を食べたり、脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミン・食物繊維などの栄養素をバランスよく摂ったりすることも大切でしょう。お酒は炭水化物にあたりますので、摂りすぎると糖分がエネルギーに替わらず、脂肪として蓄積されてしまいます。アルコール太りや生活習慣病を防ぐには、炭水化物はひかえたほうがいいでしょう。締めのラーメンやご飯はガマンですね。

悪酔いを予防するには、飲む前に牛乳やチーズなどのタンパク質食品を摂るのがいいといわれます。果物に含まれる果糖もまた、アルコールの分解を早めてくれます。100%果汁のジュースを1杯飲むだけでも少しはマシかもしれません。
肝臓の働きを強くしてアルコールの分解を早めるには、ウコンに含まれるクルクミンやタウリン・カフェインなども効果的。栄養ドリンクやサプリメントだと手軽なので、事前に飲んでおくといいでしょう。
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