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Vol.038 / ストレスに抵抗力をつけるには
「ストレス解消」といっても、忙しい日々のなかではそうかんたんに解消しきれるものではありませんよね。
ヨガや岩盤浴などが人気ですが、早朝から深夜まで仕事に追われる方や小さいお子さんを持つ方などは、その場所に行かなければできなかったり、時間が必要だったりする方法は難しい場合もあるでしょう。
ストレスを発散したり解消したりするのにも限界があります。ならば、ストレスに対して抵抗力をつけることが、ストレス社会では一番大切なのではないでしょうか。

ストレスに抵抗力をつけるには、まず、体の中からのアプローチが大切です。心の問題においては根性論などが先立ってしまい、意外となおざりにされているのが栄養面です。これは、心療内科などでもあまり言われていないので、とても不思議なのですが、心は脳が作り出すものであり、ストレスの影響を受けるのは脳をはじめとする体なのです。体の病気に対する抵抗力をつけるのに栄養面が大切なのと同じように、心の病気を防ぐためにも、やはり栄養面はかなり重要です。

ストレスに対抗する心を作るのも、やはり体を健康にするのと同じように、栄養バランスの取れた食事と規則正しい生活リズム、充分な睡眠が必要です。健康は、体も心も、これが最大の基本なのです。
でも、心の健康を維持するために、それに加えて意識していただきたいのが、ビタミンとミネラル、たんぱく質をきちんと補給することなのです。

ストレスを感じると、体はそれに対抗するエネルギーを補おうと、ビタミンB1を大量に使って糖質や脂質を代謝します。だから、ストレスが多い方は人並み以上のビタミンB1が必要になります。ビタミンB2やB6、B12、パンテドン酸など他のビタミンB郡も中枢神経や糖質などの代謝に関わって、自律神経を整え、ストレスへの抵抗力を高めてくれます。

また、ストレスへの抵抗力に大きな威力を発揮するのが副腎皮質ホルモンですが、このホルモンの生成に関わるのがビタミンCです。しかし、単独では機能せず、ミネラルやたんぱく質が必要です。
これらの栄養素は、食べ物から摂るのが理想ですが、外食やコンビニ弁当が多いなど食事が不規則で偏りがちな方は、サプリメントの助けを借りましょう。

また、心の病は、セロトニンやドーパミン、メラトニンなど脳内ホルモンのバランスが崩れることによって発症するといわれます。うつ病に関係するセロトニンやノルアドレナリンの材料になるのは、アミノ酸の一種であるトリプトファンです。これは、摂りすぎると危険なので、単独で摂取できるサプリメントは、国内ではおそらく販売されていません。ストレスに対抗する目的でアミノ酸やプロテインのサプリメントを使うなら、トリプトファンが含まれているかどうか確認してからにしてくださいね。

そうやって栄養面できちんと体と心をフォローしつつ、ストレスを受け流せる自分になる努力もしてみましょう。厳しい上司の言葉は、もしかしたらあなたに早く一人前になってほしいという愛情の裏返しなのかもしれません。本当はそうでなくても、そう自分自身に暗示をかけることで、あなたのストレスは少し軽くなるかもしれませんよ。

また、無理して期待に応えず、できないことはできないと割り切る勇気も必要です。人にはそれぞれ、自分の力量というものがあります。力量を超えた無理を重ねていれば、やがて心の病にも陥るでしょう。自分のレベルを超えた仕事を求められたら、人に助けを借りたり、時間に余裕をもらったり、自分にできる代替案を出したりなどして、自分のレベルに合った仕事量に調整することも大切ではないでしょうか。前回のコミュニケーション法を活用してみましょう。

相手や環境を変えることは難しいですが、自分のやり方や考え方を変えることはできます。
現代のようなストレス社会では、努力と根性だけでは乗り切ることができません。どうかストレスに対する抵抗力をつけて、体と同じように心もいたわってくださいね。
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