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Vol.138/多汗症改善方法を知ろう
 人間、汗をかくのは絶対に不可欠な生理現象の一つですが、ときに体温調節に必要な量以上に汗をかき、日常生活に支障をきたす病気を『多汗症』と言います。そして、ワキから汗が多く出る状態を『腋窩多汗症(えきかたかんしょう)』と言います。この腋窩多汗症は、若年層や中年世代で多く発症し、仕事や社交、身体的活動、レジャーなどの日常生活において何かと制限があり、なかでも心理面、精神的に苦痛をきたす疾患でもあります。しかし、医療機関へ行き、治療することができます。どんな改善方法があるのかをみていきましょう。


◆二つに分類される多汗症)

1. 「原発性多汗症(げんぱつせいたかんしょう)」⇒明らかな原因が存在しない
2.「続発性多汗症(ぞくはつせいたかんしょう)」⇒何らかの病気や使用している薬などが原因で発症

※腋窩多汗症は、医療機関で治療を受けることができ、最近では、新しく保険適応が可能になった治療法もあります。ですから、治療を受けやすい環境も整ってきたので治療することをおすすめします。因みに、受診する科は、皮膚科・形成外科・麻酔科などが初診に適しています。その中でも一番多い受診先は『皮膚科』になっています。


◆改善方法って?

症状のレベルによって治療法が異なります。以下は一般的な治療法です。

塗り薬(外用薬)…塩化アルミニウムなどが有効成分。毎日、ワキの下に塗り続けることで、少しずつ効果があります。

イオントフォレーシス…水道水に微弱な電流を流して、汗の多い部位をひたす治療法。手のひらや足の裏の多汗症に対して用いられることが多い。

注射薬(ボツリヌス毒素注射)…ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質を有効成分とする薬。これをワキの下に注射します。1回注射すると効果が、4〜9か月続きますので、年に1〜2回程度の治療でOK。

飲み薬(内服用)…抗コリン薬や漢方薬など。塗り薬や注射薬と違って、広範囲に効果があります。

手術…日本皮膚科学会による診療ガイドラインでは、塗り薬・イオントフォレーシス・注射薬が効かない場合。または、これらの治療を実施できない場合など。神経を切断する手術などもあります。

その他、神経ブロック・レーザー療法・精神(心理)療法などもあります。また、他の病気や使用している薬の影響などでワキや全身に多量の汗をかくこともあり、その場合は原因となる病気を先に治療します。
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