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Vol.099 / 怖い尿酸値の数値
「風に吹かれても痛い」という表現で表され、激痛を伴う病気が、通風です。これは、尿酸が結晶となって関節やその周辺に沈着し、炎症を起こしたものですが、この通風の原因となるのが高尿酸血症です。
通風は、激しい痛みは伴うものの、命に関わることにはなりません。けれども、高尿酸血症を放置すると、死に繋がる恐ろしい合併症を起こすことがあるのです。

健康診断を受けると、肝臓や糖、コレステロールなどの数値にはよく目が行きますが、尿酸値はとても大切な項目です。これまで、?尿酸血症は生活習慣病がもたらすものと考えられてきましたが、最近ではむしろ、高尿酸血症が生活習慣病の原因のひとつではないかとも言われています。

尿酸はもともと血液に溶けにくい性質を持っています。尿酸値が高いと、溶けきらない尿酸が血液中や尿の中で結晶となります。血液中の尿酸の結晶が関節にたまると、それを白血球が異物とみなして攻撃します。そのときの激痛が痛風発作です。発作の痛みそのものは、1週間ほどたてば軽快します。
通風結節は、この尿酸の結晶が手足やや耳たぶなどにたまり、コブ状になったものを言います。

尿の中で結晶ができると、やがてそれは尿路結石へとつながります。尿路結石は上から腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と石の発見される部位で呼び方が違い、約95%は腎臓と尿管で見つかります。結石が腎臓内にとどまっているときは痛みはないか、あっても鈍い痛みくらいですが、尿管を降りてくると「人間が経験する病気の痛みで“最強”」といわれるほどの激痛を感じます。

尿管が塞がれて尿の逆流があると、腎臓が腫れて水腎症となり、悪くすると腎機能が失われることがあります。また、痛みを感じなくても、腎臓の中の結石がたまると腎障害から尿毒症を起こす危険性が高くなります。尿毒症は死に至る恐ろしい病気です。人工透析や腎臓移植が必要となってしまいます。

これらは高尿酸状態が直接引き起こす病気ですが、最近では、生活習慣病も高尿酸状態が引き起こすのではないかと考えられています。尿酸値が高いことが高血圧、慢性腎臓病、脳・血管障害をもたらす要因になっていると言われているのです。高尿酸血症の人は、肥満、高血圧、脂質異常、耐糖能異常などの合併症を起こしやすく、これらを複数併発しているとメタボリック症候群と診断されます。尿酸値が高くなるほどメタボリック症候群になる確率も高くなることがわかっています。尿酸値は、メタボリック症候群の診断基準には入っていませんが、メタボ予備軍を推測する上で重要な基準となっています。

高尿酸血症を防ぐには、他の生活習慣病と同じく栄養バランスのいい食事を心がけ、食べすぎや飲みすぎを防ぐことが大切です。ほかの生活習慣病と違うのは、プリン体の多い食品を意識的に避けるということです。プリン体は尿酸のもととなりますが、あまり厳格に行っても効果は少ないとされていますので、毎日のように食べる高プリン体食とならないようにだけ気を配るといいでしょう。肉汁やレバー、筋子やイクラ、オイルサーディンなどにプリン体は多く含まれています。
尿酸をより多く作り出すアルコールは要注意です。中でもビールは、プリン体が高いので注意しましょう。また、アルコールの利尿作用によって身体の水分が失われがちです。尿路に尿酸がたまらないように、お酒を飲むときは同時に多量の水を飲むようにしましょう。

他の生活習慣病と同じく、高尿酸血症の予防にも引導は必要ですが、激しい運動(無酸素運動)はかえって尿酸値を引き上げるため、マイナスに働きます。軽めの有酸素運動を定期的に行うことが、高尿酸血症の予防には有効です。20分以上の運動を週に2〜3回以上行うのがベストですが、運動する時間が取れない場合は、例えば通勤時に駅やバス停1つ分を歩くなど、工夫してみましょう。歩くときは少し早めに、呼吸や心拍数がわずかに上がるくらいであればなおいいですね。
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