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Vol.056 /育毛、美肌には亜鉛を摂ろう
「亜鉛」と聞いて、どんなイメージが思い浮かぶでしょうか? もちろん金属なのですが、ここでは鉄分などと同じミネラルのひとつとして考えてみてください。味覚障害の改善はよく言われるところですが、亜鉛の効果はそればかりではありません。ダイエットやホルモンのバランス、薄毛や美肌にだって、亜鉛はなくてはならないのです。


働き者のミネラル 亜鉛
亜鉛は、私たちの身体に欠かすことのできないミネラルのひとつです。ミネラルはいずれも新陳代謝や酵素の活性化にかかわっていますが、なかでも亜鉛はタンパク質の合成や細胞分裂、アルコールの分解、抗酸化作用、免疫の活性化、記憶や精神の安定、精子の生産、胎児や子供の健全な成長、血糖値の安定などさまざまな役割を果たしており、「働き者のミネラル」と呼ばれています。細胞の分裂や新陳代謝が活発になることにより、お肌や舌にある味蕾、髪の細胞も元気になり、育毛や味覚障害、美肌に有効とされています。もちろん基礎代謝量が上がり、眠っていてもエネルギーが消費される痩せやすい身体に。糖質の代謝にもかかわっているので、亜鉛が不足すると太りやすい身体になってしまいます。また亜鉛は、スーパーオキサイドディスムターゼという酵素にもかかわっています。この酵素は活性酸素の働きを抑え、老化や生活習慣病、ガンなどの発生を抑えてくれる大切な酵素です。つまり亜鉛は、ダイエットにもアンチエイジングにも欠かすことができないミネラルなのです。
亜鉛は、牡蠣・肉類(牛・豚・鶏)・玉子・ごま・ココア・のり・ワカメ・昆布・カニ・スルメ・白米・納豆・ブロッコリー・レバーなどに多く含まれています。


亜鉛不足は肌荒れや脱毛を招く
亜鉛は、頭皮を含む皮膚の細胞膜の保持やメラニンの新陳代謝にも深くかかわっているミネラルです。そのため不足すると、味覚が鈍るだけでなく肌荒れや脱毛などの問題が現れてきます。「抜け毛が多い」「髪の色が薄い」などで悩んでいる方は、亜鉛不足かもしれません。アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の外用薬にも、亜鉛が使われています。
亜鉛は、血液・目・骨・皮膚(頭皮や舌の皮膚なども含む)・筋肉などに多く含まれているため、不足するとさまざまな症状が現れます。白内障も亜鉛の不足が一因と言われているもののひとつですし、性ホルモンの働きが悪くなって、男女とも生殖機能がダウンすることも。また、インシュリンの働きも悪くなるため、血糖値が上昇する場合があります。
亜鉛を含む食品を摂っていても、亜鉛が不足することがあります。玄米、全粒粉、大豆製品などに含まれるフィチン酸が、亜鉛などのミネラルの吸収を阻害するため、知らず知らずのうちに亜鉛不足に陥っていることがあるのです。


多すぎてもダメ!

とはいえ、亜鉛は微量ミネラルです。1日の必要量は少なく、18〜69歳では男性が9mg、女性が7mg、妊産婦は10mgで、どの年齢でも1日に30mg以上は摂るべきではありません。亜鉛を摂り過ぎると、銅や鉄の代謝が阻害されてしまいます。一度に大量に摂取すると、嘔吐、吐き気、下痢、脱水症状、発熱、倦怠感などの副作用が起こります。また、100mg程度の摂取を続けた場合、貧血、免疫障害、神経症状、下痢、HDLコレステロールの低下などが起こることも。特に男性は、前立腺ガン発症の可能性が高まるというデータもあります。
私たちは、身体にいいといわれるとつい、その食品や栄養素ばかりたくさん摂ってしまいがちですが、何事もバランスが大切です。特に微量ミネラルは、バランスが崩れることによって重篤な症状を引き起こしかねないので、注意しましょう。
また、亜鉛をはじめとするミネラルは、タンパク質やビタミンと一緒に働いてはじめてその効果を発揮するものが多いため、これらも忘れずに摂りたいですね。サプリメントなら、マルチビタミン・マルチミネラルなどで総合的に摂るのがオススメです。
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